あすかちゃんの誕生日
次の日は じいたんの誕生日
なので
だきあわせ …じいたん ごめんね
ばあちゃんとかあさんは 2月
パパとおにいたんは 8月
それでも 一週間以上違うので 別々に
一日違いで そのうえ じいたんは 村祭りの生まれなので…
と 言い訳をする
よく見えないけど ケーキの上はプレートがふたつ
ローソクは並びきれないので
“89”と“22”の数字で
ま、めでたいことに変わりはない
で、その“村祭り”ですっ
『稚児の舞』と申します
( 踊り ではありません
踊り は 飛び跳ねるもの
舞い は すり足でまわるもの
鎮めるためには 舞うことが肝心なのでしょう)
富士山の女神
コノハナサクヤヒメノミコトをなだめて
噴火を鎮めるため、といわれています
小学2年から 6年までの 10人
希望して選ばれた 少女たちです
(以前は 代々ムラに住んでいる氏子で
両親が行い良く健在で
お宮の総代や 稚児や地方
じかたの 縁者
などの厳しい条件があったようですが
現在は さほどでもないようです)
『孫見の祭り』とも言われる 春の大祭は
サクヤヒメが 2kmほど先の湖畔の『産屋が崎』まで
娘と生まれたばかりの孫を見に行く様子をなぞらえています
午前午後 合わせて5時間ほど 『舞い』を奉納し
その後 神輿に御神体を遷し 出かけます
その辺は よそのお祭りと大差ないので 略!
『産屋が崎』で神官・稚児・地方・氏子などが 祠に詣でたら
お宮に戻る前に お旅所
おたびしょ と言われる別のお宮にも足をのばし
神様も気晴らし(?)をなさいます
そんな すごく大事な日に生まれた じいたんは
もしや サクヤヒメの孫神の生まれかわり???
なんちゃって
お宮の脇のペンションンの
シダレザクラも 満開になりました